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【種別】 人名 【元ネタ】 ファーストネームの由来はアレイスター=クロウリーの2人目の娘、ローラ=ザザ=クロウリー(※実在した人物)。 ファミリーネームはかつてのグレートブリテン王朝の1つ、スチュアート朝から取っている。 Wikipedia - ステュアート朝 【初出】 七巻 【CV】 川澄 綾子 【概要】 【人物】 【正体】 【口調】 【概要】 イギリス清教の最大主教であり、曲者揃いな必要悪の教会の魔術師たちを束ねるトップ。 身長の2.5倍位ある、宝石店にそのまま売られてもおかしくない金髪をもつ年齢不詳、見た目18歳くらいの女性。 後に、彼女が最大主教として初めてイギリス清教の資料に登場するのは1909年であることが明らかにされたが、 この情報はローラ自身によって秘匿されていた。 ベージュの修道服を着ているが、これは実は修道服に使っていい色ではなかったりする。 見た目の年齢と実年齢が一致しないが、それを棚に上げて同じような他人を嘲笑うタイプ。 良いことと悪いことを均等に実行する為、善人なのか悪人なのかイマイチ判断がつかない。 【人物】 外見や言動とは裏腹に狡猾で計算高く、会合等では自らの真意や本音を伏せる事はおろか、 相手が議題の隠された主旨や方向性に気づいた時には、 すでにその採択が取りつけられているという状況を作り出せるほど、巧みに言葉を使う。 ローマ教皇の会合に同席したローマ正教側の書記の三名は、緊張に耐えかね途中で医務室に運ばれた程。 どんな相手ともケンカをし、悪態をつき、暴れ、時には少し涙声になったり、しかし最後には笑い声が響く。 そんな昼下がりの些細な喧騒を耳にしていたローマ教皇はそんな状況を羨んでいたりする。 10年~20年程前に教皇が初めてイギリスを訪問した際にも、ローラはそんな風に笑っていたらしい。 教皇が内部抗争に巻き込まれ、市街地を守って倒れたと知った時には寂しげな声色で、 ……されど、貴様は笑うていたのであろうよ。この善人め と呟いていた。 禁書目録の仕組みを作り、ステイル達を騙し続けたのも彼女。 学園都市崩壊の危機があった『使徒十字』の件の際も自分達の利益を優先して思考していた。 十七巻でも王女の誰かが不穏な動きをしていることは把握していた様子。 二十二巻でアレイスターの正体が確定した時も、宗教裁判による科学サイドの総取りを計画している。 自分の日本語関連の話になると口調が乱れる位に土御門に仕込まれた日本語を気にしている。 因みに、九巻で判明したが、日本語の扱いに不自由しているという噂がすっかり広がっている様子。 「私の肌着は誰にも見せるつもりはなしにつきなのだから!」と言いつつ、 その直前にパンツを丸出しにしていた事に気が付かないお茶目さんでもある。 現在の英国女王であるエリザードとは騎士団に拘束されながらでも軽口を叩き合える旧知の仲。 ちなみに、この拘束され連行された際にあの長い髪は光って爆発を起こせることが判明。 黄金色に発光するそれは乗っていた馬車ごと50の拘束具を吹き飛ばした。 その様子はもはやギャグでしかなく、エリザードからも常識知らずという評価されている。 どうやら『髪留め』には何かしらの魔術的細工を施しているらしく、付けている時とそうでない時では威力が変わるようだ。 なお、アレイスターたちですら把握していなかった上里翔流や理想送りの事を掴んでいたり、 アレイスターの人となりや彼の計画について何かを知っているかのような素振りを見せていたりと謎の多い人物でもあり、 その名前からアレイスターの1人娘と何らかの関連性が考えられるが、長らく詳細は不明となっていた。 また、アレイスターを嘲笑する際には地の文で多用される『人間』という表現を使っている。 【正体】 その正体は大悪魔『コロンゾン』。 ファーストネームはアレイスターの二人目の娘・ローラ=ザザから、 ファミリーネームはアレイスターの前に自身を召喚したメイザースがスチュアート朝の復権を願っていたことから。 「良いことと悪いことを均等に実行する」のも、実はメイザースとの契約に基づくもので、 働いた悪行と同じ分だけ善行を重ねることで、自身の行動がメイザースとの契約に及ぼす影響を打ち消していた。 コロンゾンはメイザースに霊体として召喚され、現世ではローラ=ザザ本人の肉体を乗っ取って行動するようになった。 アレイスターがイギリスのヘイスティングスで死亡したということになっているように、 史実のローラ=ザザもまたイギリスのレディングで死亡したと記録が残されているが、 実はローラはその肉体をコロンゾンに乗り移られており、父親の宿敵メイザースの悲願を叶えるための哀れな手駒とされてしまっていたのである。 …と、コロンゾン本人は語る。 実際のところ、ローラ=ザザの肉体を乗っ取ったというのは、アレイスターを動揺させつつ自身の秘密を隠すためのブラフ。 そもそもローラは1907年生まれ。1909年の時点ではまだ幼い子供であり、成人女性として最大主教になれるはずがないのである。 つまり、ローラはコロンゾンに襲われたわけではなく、あくまでも平穏に生涯を終えていた。 現在コロンゾンが使っている肉体は、ローラのものではなくコロンゾン自身が独力で構築したもの。 アレイスター同様何らかの目的を有している模様。 そのためアレイスターを殺害するという『メイザースとの契約』から解き放たれるため、 新約十八巻にてアレイスターに致命傷を与えた後、死に際の彼に自身の正体を悪意に満ちた調子で教え、学園都市の管理権を簒奪する。 が、直後に「無限のifの可能性に分裂した」アレイスター=クロウリーが顕現。 彼女が出し抜いたのは『学園都市統括理事長』としてのアレイスター「だけ」に過ぎず、 「学園都市の代わりに他のアレイスターに連合王国全土を簒奪される」という予想外の反撃に見舞われた。 新約十九巻以降の行動についてはコロンゾンの項目を参照。 【口調】 エセ古文調。ステイルやアレイスター曰く「馬鹿な喋り方」。 例)「な、え、あ! お、おかしいの? 『日本語』とはこんな感じといふものではないければかしら!?」 コロンゾンとしての口調は嘲笑的な男口調。ローラとしての口調も併用する。 例)「アレイスターも狙い通りに面白いオモチャを育ててくれた。ここまで待った甲斐があったってものだ」
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※画像クリックで拡大。 (とある魔術の禁書目録8巻、巻末ラフ設定画集より) (2006/電撃BUNKOYOMIより) (『とある魔術の禁書目録たん2』より) (『とある魔術の禁書目録ノ全テ』より) (『とある魔術の禁書目録ノ全テ』より) (『とある魔術の禁書目録ノ全テ』より) (『とある魔術の禁書目録ノ全テ』より) (2009/C79/電撃家/超電磁砲描きおろし4コマより) (電撃文庫MAGAZINE vol.11/成田氏との対談より) (電撃文庫MAGAZINE vol.6/特別インタビューより) (GC版『とある魔術の禁書目録』より/上:ガンガン本誌版、下:コミックス7巻版) (『4コマ公式アンソロジー とある科学の超電磁砲×とある魔術の禁書目録』より) (GC版『とある魔術の禁書目録』5.5巻より) (GC版『とある魔術の禁書目録』5.5巻より) (GC版『とある魔術の禁書目録』11.5巻より) (GC版『とある魔術の禁書目録』11.5巻より) (GC版『とある魔術の禁書目録』11.5巻より) (『とある科学の超電磁砲』6巻より) (『とある科学の超電磁砲』6巻より) (電撃の缶詰2011年2月号より) (アニメ『とある科学の超電磁砲S』DVD5巻特典解説書より) (『とある日常のいんでっくすさん』1巻カバー裏より) (『とある日常のいんでっくすさん』3巻カバー裏より) (『とある日常のいんでっくすさん』第41話より) (『とある科学の一方通行』第19話より) (『とある偶像の一方通行さま』1巻おまけ漫画より) (『とある偶像の一方通行さま』1巻おまけ漫画より)
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【種別】 超能力 【元ネタ】 Micro Structure=「微細な構造(を組み立てる)」 【初出】 とある魔術と科学の群奏活劇 【解説】 柊元響季が(おそらく加納詩苑も)所持する能力。 書庫上の登録はレベル0だが、これは後述の事情によるものであり、作中時点ではレベル4クラスの力を発揮する。 念動力の一種であり、微粒子レベルの物体を操作することができる。 重い物を動かすことは出来ないため派手さには欠けるが、非常に精密な対象の指定が可能。 かつて石英コネクタ技研で行われていた「能力者の代理演算研究」によって開発された能力で、 柊元単体ではレベル0だが、外部のコンピュータに接続することで演算能力を底上げし、能力レベルを上昇させることができる。 当時の実験では柊元は点滅信号、加納は音波信号を起点に能力を増幅させることが判明している。 なお、作中では協力者である桜坂風雅(未編集)のハッキングにより、 複数箇所の漫画喫茶にある端末の処理能力を拝借することで能力を高めていた。 この能力の真価は微粒子レベルの操作に付随する物質の分子やそれを繋ぐ電子への干渉、 つまり分子の構造や振る舞いを変化させることができる点にある。 これにより風の刃を放つ、水素を集めて爆発を起こす、煙幕を作り上げる、電撃を誘導して逸らす、対象周囲の酸素を減らして酸欠を引き起こす等、 あたかも多重能力者のような多彩な現象を起こすことができる。 前述の「重いものを動かせない」のもレベル0時の説明らしく、演算能力によっては7トンもの物質を操作可能。 ただ、本質はあくまで「分子間の距離を僅かに増減させる」事であり、 コロイドのように分子の振る舞いを変えることは出来ても、物質そのものを変換させることは不可能。 当時の研究者は、 「無理に物質変換を実現させようとすれば、見当違いの負荷をかけ続けることになる」と上層部を危惧していた。 実際、更なる結果を求めて行った実験では加納の能力を高めすぎたせいでコンピュータ処理が追いつかず爆発、 加納自身が粒子となってバラバラに飛散するという大事故が発生している。 また、その研究者によると人間をコンピュータに直接接続するのは土台無理な話であり、やり過ぎると人格に悪影響をもたらす恐れがあるという。 もっともこれは実験当時の話であり、柊元曰く「直接ではなく間接的な接続ならリスクはない」らしい。 最終決戦において自身が革新的なネットワークに接続したと思い込んだ時には能力が大幅に強化され、 美琴の放った超電磁砲をコインの組成と空気摩擦を操作する事で無力化 電子と磁力を美琴の干渉を封じるレベルで操作 空気の組成を火星のものに変える 鉄をステンレスに変換 技術上は人間を分子レベルで分解して再構築可能 と、レベル5級の能力を振るった。
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【種別】 武器・霊装 【初出】 新約二巻 【解説】 天草式十字凄教秘蔵の霊装。 西洋魔術の使用を前提とした日本刀型の霊装であり、歴史の表舞台には決して現れなかった大業物。 「純粋な切れ味のみで、軽い一薙ぎで一千枚ほど重ねた和紙の束を両断した」という逸話から、 『草紙断ち』の異名を持つ。 とあるしょうも無い事情から「真剣白羽取り」に挑戦することになった建宮斎字に対し、 竹刀、模造刀の次に用意された獲物。 五和が振り下ろす真剣に対し、 「内に秘められた才能とかを掴み取って主人公になる!」と開き直った建宮がどうなったのかは待て次回。
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この指止まれ版こむちゃランキング2013年3月30日付結果 参加者4名 投票曲数33曲 順位 変動 曲名 アーティスト ポイント 投票人数 最高位 タイアップ等 10 ↓3 ドラマチックマーケットライド 北白川たまこ(洲崎綾) 70 1人 4位 アニメ たまこまーけっと OP 10 再 LΛST RESOLUTION Emblem of THE UNLIMITED 70 1人 4位 アニメ THE UNLIMITED-兵部京介- OP 10 再 SELF PRODUCER 茅原実里 70 1人 4位 アニメ お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ OP 8 ↓1 サクラミツツキ SPYAIR 80 1人 3位 アニメ 銀魂 OP 8 ↓1 Silent Snow 花澤香菜 80 1人 3位 7 → Crimson reve 橋本みゆき 90 1人 2位 ゲーム RE LOADED CARMINE OP 6 初 VAMOLA!キョウリュウジャー 鎌田章吾 100 2人 4位 特撮 獣電戦隊キョウリュウジャー OP、こむちゃ9位 5 ↓1 夏の約束 堀江由衣 100 1人 1位 アニメ DOG DAYS ED 4 ↑1 ススメ→トゥモロウ 高坂穂乃果,南ことり,園田海未 120 2人 3位 アニメ ラブライブ! 挿入歌 3 → Shining Star-☆-LOVE Letter 井口裕香 180 2人 2位 劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇跡- イメージソング、こむちゃ1位 2 → Shiny Blue ゆいかおり 200 2人 1位 ゲーム ~聖魔導物語~ OP 1 V7 W Wonder tale 田村ゆかり 270 3人 1位 アニメ 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる ED、こむちゃ2位
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0 アインソフオウル、アインソフ、アイン(000 00 0) 『0930』事件 0次元の極点(ぜろじげんのきょくてん) 1 先槍騎士団(1stLancer) 一〇本脚 2 二五〇年法 3 三重四色の最結界 4 四界 四大属性 四枚羽 5 五本指(ごほんゆび) 6 六枚羽 8 88の奇蹟 9 九人祝い(ナインサポート)
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【種別】 人名(仮) 【元ネタ】 世界初の哺乳類の体細胞クローンである雌羊ドリーだと思われる Wikipedia-ドリー (羊) 【初出】 とある科学の超電磁砲第五十九話 【CV】 小原 好美 【解説】 【正体】【妹達との関係】 【その後】 【能力】 【解説】 「ドリー」の通称で呼ばれる、『才人工房』で生活している少女。 当時の警策看取や食蜂操祈、帆風潤子ら、『才人工房』に所属していた子どもたちと同様に、 靴下やブラ・キャミソールなどは身に着けず、黒色の手術衣のような服と、下着のショーツのみ着けている。 「中学生」ということになっており、容姿も中学校一年生ほどだが、 当時まだ小学生だった食蜂に「アナタ本当に中学生ぇ?」と笑われるほど、 人格や精神、口調、行動などの面ではかなり幼く、裏表のない性格。 外の世界を知らず研究施設内で育ち、友人もいなかった生活環境から人寂しいのか、 抱きついたり匂いを嗅いだりとスキンシップを好む。 『才人工房』から宛てがわれた警策を「みーちゃん」と呼び慕い、ただ一人の親友とした。 互いに裏表なく笑い会えるような親しい関係を続けていたが、 ある日偶然にも、警策に後述の「身体の傷」と生命維持装置を見られてしまう。 警策は「医療機関ではなく能力者開発施設の『才人工房』がドリーの「治療」をしている」ことに疑いを持ち、 機密データを調べ上げ、彼女の境遇に憤慨し研究者達に反逆するが、 捕らえられて暴行・監禁され、ドリーから引き離されてしまう。 事情を知らないドリーは「埋め込まれた機械を気味悪がられ、避けられた」 と解釈して強いストレスを抱えてしまった。 このストレスがドリー実験データに影響することから、『才人工房』は新たに食蜂を彼女に宛てがう。 その能力で食蜂を「みーちゃん」と誤認した彼女は、 しばらく食蜂と共に過ごした後、ついに肉体の限界を迎え倒れる。 倒れた彼女が研究者に引き取られる直前、食蜂に「おなまえ、きかせて」と頼み、 友達になってくれた「みさきちゃん」に「ありがとう」と告げこの世を去った。 (以前に彼女が食蜂に抱きついた際、髪の香りで「みーちゃん」ではないことに気付いた節があり、 また食蜂自身も「今の自分の能力では騙しきれない」と自認していた。) 【正体】 ドリーの正体は、御坂美琴のDNAマップを用いて試作されたクローンの少女。 すなわち『妹達』が生み出されるより前の「0号(プロトタイプ)」である。 上層の組織から『才人工房』に預けられていた。 その目的は「クローンを長持ちさせるための実験データの採取」で、 短命な肉体を維持する目的で、腹部付近から露出する形で身体に機械が埋め込まれており、 彼女自身の健康を顧みず、あらゆる薬物を投与してデータを採取されている。 胸部・腹部のほか、背中にも3つ大きな傷があり、 亡くなる間際には左足首付近や顔にも裂傷が確認できるが、詳細は不明。 また、クローン間での情報共有を行うネットワーク構築の実験体でもあり、 同時期に造られ、目覚めることなく眠ったままの『妹』個体に、 研究所で生活している『姉』個体の人格・記憶・経験がすべて転送されている。 つまりドリーは『姉』個体と『妹』個体の二人セットで、「0号(プロトタイプ)」として機能していた。 ただし、これらドリーに関するデータ採取の真の目的は『才人工房』には知らされていなかったようで、 ドリー関連の研究は「上から押しつけられた目的すらわからない人形遊びの一環」と称されていた。 【妹達との関係】 御坂美琴のDNAマップを用いて生産されたクローンという点は共通するが、 ドリーは、天井や布束らによる『量産型能力者計画』ではなく その先行技術調査の個体 であり、 従って後に生産された御坂妹をはじめとした20001人の妹達とは異なる点も多い。 ドリーの『姉』個体と『妹』個体で構築されていた実験的ネットワークも、 後に生産された妹達のミサカネットワークとは直接の繋がりや接続がなく、 かつ『姉』個体が存命だった時期とは時間軸も大きく異なっているため、 妹達はドリー姉妹の存在を認知できていないものと思われる。 (「海に行ってみたい」といったドリーの夢の一部が、 残滓やデジャブのような形でかすかに妹達に伝わっている程度にすぎない) なお、ドリー(『姉』)は、自分に『妹』が存在することや、 「たくさんのいもーとができる」ことは知っていたようだが、 自身の素性や実験の内容についてどの程度知っていたのかは不明。 また、妹達では、布束が監修した洗脳・学習装置を使用して、 生産された直後の段階で脳に様々な知識を強制的にインストールし、 喜怒哀楽などの感情についても一定の制限がなされていため、 例外的なミサカ19090号や打ち止めを除いて、人間的な感情が極端に薄い。 一方、ドリーは「本を読む」「人と接する」など、実際の経験によって 知識や感情・人格を身につけているようで、幼いながらも自然な人間性があり、 髪型や瞳の作画表現なども妹達や美琴とは異なっている。 ネーミングの似たミサカ00000号(フルチューニング)とは 別人である 。 【その後】 大覇星祭の事件の後、木原幻生の記憶を読んだ食蜂は、ドリーに関する本当の研究目的と 『妹』個体の存在、警策看取こそがドリーの親友だった「みーちゃん」だという事実を知る。 そして、眠ったまま研究機関で保管されていた『妹』は、食蜂と警策の手により解放され、 離れ離れになってしまった親友同士の『再会』を果たした。 亡くなる前の『姉』個体の髪型はショートヘアだったが、 再会して以後の『妹』個体は、現在の警策や食蜂と同程度のロングヘアになっている。 『妹』の存在を知った当初の食蜂は、 「『妹』は記憶と情報を共有しているだけでドリー本人ではない」としていたが、 人格なども含めほぼ完全に記憶が引き継がれている様子であり、 以後は警策も食蜂もドリー自身も、『妹』をドリーとして同一視して扱っている。 再会後のドリーと警策は、食蜂所有の隠れ家で 同棲生活 を送っている模様で、 ドリーと警策の二人、あるいは食蜂を含めた三人で外出することがあり、 超電磁砲T第25話では、「ウミにつれていって」という願いを叶える一歩として、 学園都市内の水族館へ出かけていたり、 獄門開錠(ジェイルブレイカー)編でも、興味を持ったドリーたっての希望で、 警策に連れられ共に第二少年院の脱獄トライアルに出場している。 『とある科学の心理掌握』にも登場し、警策とのほのぼのした日常が描かれる。 『禁書目録』本編には登場せず、食蜂が絡むシーンでごく稀に言及される程度であるが、 遅くとも12月の中頃(新約22巻リバース)までには、 オリジナルである美琴が「食蜂が関わっているプロトタイプ」の情報を掴んでいるようだ。 ただし、そこに至る経緯は外伝を含め作中では未だ明かされていないため、 食蜂が直接美琴に対してドリーの存在を伝えたのか、 それとも美琴本人が何らかの手段を用いて知り得たのかは不明。 なお、上述の脱獄トライアルに参加した際には、警策が食蜂派閥のメンバーに、 あの子のことはあいつ(食蜂)なりに伝えるタイミングを図ってると思うから といった見立てを伝えている。 【能力】 美琴や、後に製造された『妹達』と同様、能力は電撃使い。 なお、担当編集によると 妹達は基本的に異能力(レベル2)から成長できない ようだが、 ドリーに限っては 食蜂によるアシストで強能力者(レベル3)相当に到達している 。 脱獄トライアルの際には、警備ロボに狙われていた警策を助けるため、 自分とさほど変わらぬ体格の彼女を「お姫様抱っこ」して宙に浮いたまま、 長い髪をレール代わりにする手法で、同時に4つの小威力の超電磁砲を撃ち出す離れ業をやってのけており、 高い戦闘能力や身体能力も身に着けているようだ。 (この髪をレールにする設定は元々、美琴をデザインする際に没にされた設定の再利用である。)
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19時01分 その後、さんざんな目に遭った。 コスプレ衣装は没収された。描写不可能な形相をした白井に追い掛け回され助けを求めた他の常盤台中学生は敵に周り、上条当麻は『学舎の園』の中を走り回った。休む暇も無く、針や二〇〇〇℃を超す灼熱やカマイタチが襲ってくる。周囲はそんな光景を目のあたりにしながらもいたって驚くそぶりも見せない。つまりこれは上条当麻が起こす『普通の光景』なのだろう。常盤台中学の能力開発の優秀さ感心しつつも敵に回すとこれほど恐ろしいものはないということを上条は実感していた。 もっとも、上条当麻の敵ではないのだけれども。 命からがら逃げ出し、通学路の途中にある人気の無い公園のベンチで少年は項垂れていた。 三時間ほど走り続け、彼女たちを撒いてたどり着いた先がこの公園である。いくら体力のある年頃と言えど足に疲労を感じていた。空はすでに夜。下校時間を過ぎているので人通りは極端に少ない。携帯で時刻を確認すると十九時を過ぎている。 この状況を端的に表すとこの一言に尽きるだろう。 「…不幸だー」 不幸な少年は真っ暗な空を見上げて呟いた。夜空に輝く流れ星(実際は廃棄処分された人工衛星のデブリ)に心奪われながら、先ほど自販機で購入した缶ジュースに口をつけた。 「ぶわっ!?不味っ!」 口に広がる不快な味覚に上条は思わず吐き出した。口元を袖で拭いながら缶シュースの銘柄を見る。 「ゴホッゴホッ…んー、何々…抹茶味のサイダー!?て何だこりゃあ!?しかもホットだし!缶コーヒーを買ったはずなのに、また入れ間違いかよ!」 さらには缶の種類、サイズ、デザインの色合いも似ており、薄暗い公園で確認できなかったのも無理は無い。 ようやく訪れた静かなひと時を堪能したかった上条だが、ジュース一本でその雰囲気はものの見事に崩れ去ってしまった。カクテルバーで粗茶を飲むようなものである。 「うう、不幸すぎますー」 「不幸不幸と言っておるとまた味あわせてやるぞ?上条」 後ろからふいに声をかけられた。 振り返ろうとすると頬に暖かいものが押し付けられた。缶ジュースである。 「おしるこは嫌いか貴様?私は気に入っているのだがな」 見覚えがある。『今』の上条当麻にとってはつい最近会ったばかりだ。 「バードウェイ!?何でここに!?」 「……ふむ。私がここにいることがそんなに不思議か?」 先日帰ったばかりだろ!とは言えなかった。ここは一年後の未来。あの時から会っていないとすれば、一年ぶりの再会といえる。 しかし、上条は妙な親近感を覚えた。 高級感ある紺色のコートに白のプリーツブラウス。デザインの良い薔薇の刺繍が入った黒のストレッチベロアパンツを履いていて大人びた印象を受ける。 だが、その容姿はまるで変わっていなかった。可愛らしい容姿にひそむ鋭い目つきが。 「ひ、久しぶりだなー。突然の再開に少し驚いているだけだよ」 「ああ、それだ。それだよ。その『ヒサシブリ』という日本語を忘れてしまってな。貴様にどう話しかけようか思考を巡らせていたところだ」 「…また何かあったのか?」 外見は十二歳前後の少女とはいえ、『明け色の陽射し』のボスとして君臨する魔術師である。 この学園都市に観光目的で来日していないのは明白だ。さらに彼女ほどの実力と地位を持つ者が入ってくる事自体、ただ事ではない。 バードウェイは上条の変化を察したらしく、ニヤァ、と口を大きく引きつらせながら言った。 「なあに、大それた用事ではない。確かにここに来た目的は仕事の為だが、貴様に頼らずとも安易に完遂できるモノだ。私が貴様を訪ねたのはkotatsuをもう一度堪能しくなっただけだ。ウチにもあれを取り寄せたのだがな。アンティークが並ぶリビングでは案外つまらなくて、鬱憤晴らしに部屋ごと吹き飛ばしてしまった」 そう言って軽く舌を出すバードウェイのイタズラ心満点の笑顔に、上条当麻はギョッとした。片目を閉じながら、いつの間にか右手に持っている杖をクルクルまわしている。何かの拍子で術式が発動するかもしれない。 「そ、そうですか。今はまだコタツは出していないんでー、サヨナッ!?」 ガシイッ!襟首をつかまれた。かなり強い力で。 「貴様、どこに行く気だ?」 悪意たっぷりの笑顔を浮かべながらバードウェイは言う。 「い、いやー、カミジョーさんはただ家に帰ろうとしただけですよ?インデックスが腹を空かせてるかもしれないから、早く家に帰って夕飯の準備をしなくちゃならないのでェッ!?!」 足のつま先を踏まれた。かなり強い力で。 「それは奇遇だな。私もまだ夕食が済んでいないんだよ」 「…つまり」 「そこまで言ってもまだ分からぬか。やはり貴様は私の下僕にしてやったほうがいいな」 「…つまりつまり」 「喰わせろ」 ハイ、ワカリマシタ。 「お帰りなさいとうま(当麻)」 そこに二人のエプロン姿の美少女がいた。 上条当麻がとった行動は一つ。カバンをズリ落とした。それはもうドコかの漫画みたいに。 19時23分 バードウェイと共に見慣れない自分のアパートに戻ってきた。第七学区にある高級住宅地で十四階建の高級マンション。セキュリティの優秀性は知らないが、仄かに彩られる和風庭園を一望できる玄関があるだけでもその高級感は理解できるだろう。管理人のお姉さんも気立てがいい人で上条とバードウェイを見るなり「あららー?当麻ちゃんったらー『また』?」などと話しかけてきた。その直後にバードウェイが上条の足を踏みつけた。学生寮であれば男女揃って部屋に入ろうとしようものなら即刻先生たちに捕まり両親に知らせがいく。 しかし、上条は気にすることは無いだろうと思った。 管理人はアルコールの匂いをプンプンと発し、目の焦点が合っていないほど泥酔していた。 監視カメラを見過ごすあたりが上条らしいが、少年はそんなことを考えながらエレベーターに乗り最上階へと昇った。財布にあった二枚の黒色のカードキーを見る。一枚は玄関口を開けるカードキー。二枚目は「一四〇二号」と書かれたカードキー。上条の家である。 そして彼は見た。 エプロン姿の銀髪碧眼少女と茶髪茶眼少女が笑顔で上条を出迎えるのを。 上条の後ろに立っていたバードウェイを見るなり二人の笑顔が凍り付いたのは言うまでもないだろう。 そして今に至る。 四人用にしては比較的大きいテーブルに男一人と女三人が座り夕食を取っていた。 ハヤシライスがメインディッシュでサラダにチーズフォンデュ。加えてインデックスには蒲焼の缶詰が二パックある。 「ちょっとアンタ、食べすぎ」 「これくらい普通だよ。ね?とうま」 「あ、ああ、今日は少ない方じゃないかな」 「え!?」 「禁書目録よ。それは太るぞ」 「太らないもん!」 そんなやり取りをしながら夕食は進んでいた。上条の箸もすすんでいた。ハヤシライスもチーズフォンデュも舌をうならせる絶品だからだ。上条は三杯目に突入し、インデックスに至ってはルーを5回もつぎ足している。ハヤシライスはインデックス。チーズフォンデュとサラダは美琴が作ったらしい。しかもこのチーズ。一口食べただけでも分かるが、そこらのスーパーで売っているようなチーズは使っていない。おそらくそれに加えて美琴の腕もあるのだろう。とても美味しい。 「どうどう?とうま。美味しいでしょ、私が作ったハヤシライス!」 「ああ、美味え。インデックスが作ったとは思えないくらい…」 「ふっふ~ん。そうでしょそうでしょ。とうま、おかわりいる?」 「ああ、頼む」 得意げに話すインデックスは上機嫌で上条の食器を手に取った。 ご飯をつぎにキッチンに向かうインデックスを薄目で見ていると御坂美琴から脇腹を横から肘で小突かれた。 割と強い力で。 「いてっ、どうした?」 「…何か言うことはないの?」 インデックスとは反対に不機嫌そうな御坂美琴。 流石の上条も察することが出来た。自分の料理の評価が聞きたいのだ。 「ああ、美味いぜ。これ、チーズと牛乳の割合と加熱加減が難しいんだよな。いや、これはワインか。チーズも良いもん使ってるし、今度レクチャーしてくれよ。俺も作りてぇ。こんな美味いやつは初めてだからな」 上条の絶賛の言葉を聞いて面食らう美琴。それから少し間をおいてワザとらしく、コホンと咳をはいて、 「…フ、フン。いくら褒めたってもうお替わりは無いわよ」 「そうか。そりゃ残念だ」 なっ、と口を噤んだ美琴は顔を赤めると腕を組んでプイッと顔を背けた。 何だコイツ?と上条は美琴の挙動不審に首をかしげた。まあ、美琴がおかしいのいつものことだと考えてその疑問を放棄する。 「このチーズ、グリュイエール・アルバージュとみた」 「っ!!貴女、結構通ね…」 「もしかして一〇〇グラム八〇〇円もするあの!?」 「ああ、スイス産の安物だ」 美琴の予想以上の料理に対する入れ込みとバードウェイとの金銭感覚の違いに唖然とする上条はギギギ、と首を回して美琴の顔を見た。 赤い顔をしたまま美琴は上条の方をチラチラ見て、何かに気づいたような表情をした。 「あ、口についてるわよ」 美琴はナプキンで優しく上条の口を拭った。彼女の思わぬ行動にドキッとする上条だったが、そういう彼女の顔にも人に言えないものがある。 「…お前もついてるじゃねーか」 上条は仕返しのつもりで美琴の口元に付いている米粒を取った。 ごく自然に、それを口に含んだ。 そして気づく。 「「あ」」 事実を確認するや否や二人はみるみる顔が赤くなり、すごい勢いで顔をそらした。 恥ずかしすぎる!二人は心情まで一致した。 しかし、そんなやりとりは向かい側からは丸見えだ。 「何だそのツンデレ娘は?貴様の下僕か?」 ガチャン!とテーブルに頭をぶつける美琴。食器に直撃しなかったのは幸いだ。 そう言うバードウェイは退屈そうな顔をしていた。 「ななななな何言ってるのよアンタは!」 「図星か」 「ンなワケないでしょ!私は当麻のこ、恋人なの!」 「なら愛人の間違いだ。上条の正妻は禁書目録だろう?」 「「はぁ!?」」 ハモる上条と美琴。 「同棲しているではないか」 「ど、同棲!?」 『居候』の間違いだと上条は言いたかったが、若い男女が一緒に暮らしていること自体そのように受け取られていても不思議では無い。むしろ居候という方が異常だ。だがそんな事はお構いなしに口論はますますヒートアップしていく。 「インデックスはそっち側にとって危険なものなんでしょ?当麻はお人よしだから匿ってるだけよ!」 「何を言っている。禁書目録はイギリス清教の人間だ。上条は『枷』としての役割はあるが、安全性としては教会にいるほうがずっと高い。実際は禁書目録の意思が反映されているだけで、ここにいなければならないという適切な理由はない。そうだろう?」 少し驚いたようにインデックスは肩を震わせた。手元にあったハヤシライスを落としそうになる。上条はそれをキャッチした。 「…そうなの?アンタ」 「う、うん。それはそうだけど…で、でも私はここにいたいもん!」 「なっ!前にアンタの居候の理由を聞いた時は半信半疑で仕方無いことだと思ったけど、ここにいる理由はそれだけ!?」 「短髪には関係ないじゃん!」 「大アリよ!私は当麻の恋人なのよ!他所の女が恋人の家に住んでるなんてそんなの認められるかぁ!」 「心は私のものだ、などという勘違いは愛人にはよくあることだ」 ピタリ、と美琴の動きが止まる。 「…バードウェイ、だったけ?よっぽど死にたいらしいわね。アンタ」 「貴様こそ誰に向かって口を聞いてるつもりだ」 頭からピリピリと静電気を放つ美琴に平然と答えるバードウェイ。何故か口ごもるインデックス。 非常にまずい。 今、ここにいる御恩方を紹介しよう。 一〇万三〇〇〇冊の魔道書を保有する禁書目録―Index-Librorum-Prohibitorum。 魔術結社『明け色の陽射し』の首領であり他の魔術師を圧倒する強大な魔術師、バードウェイ。 学園都市「超能力者(レベル5)」の第一位。『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ御坂美琴。 学園都市最強の「絶対能力者(レベル6)」第一位。世界の英雄。上条当麻。 一見、女性関係のもつれによる口喧嘩だが、実際は国際問題に発展しかねない火ぶたがお茶の間のテーブルの上で切って落とされようとしている。原因は上条の女性関係という些細なものだが、古代文明の戦争なども案外似たようなものが発端なのかもしれない―――――――― などと現実逃避している上条当麻だった。 「インデックス。アンタ、覚悟しなさい」 「それはこっちのセリフだ、愛人。貴様こそ立場をわきまえてモノを言ったらどうだ」 「アンタは関係無いでしょ。部外者は黙ってなさい」 「禁書目録には借りがあるのでな。貴様が彼女に危害を加えようとするなら容赦はせんぞ。愛人」 「っ!愛人愛人って違うっつってんでしょ!」 ビリビリバチィ!と御坂美琴の頭から高電圧が放たれた。同時に電子レンジと液晶テレビから黒い煙が出る。 上条当麻以外は席を立ってお互いにらみ合っている。明るいムードから一転、いつの間にか一発触発の緊急事態に陥っていた。 どうしよう、と上条は考えていた。 事の発端はバードウェイの下僕発言でありそこからインデックスの居候の理由に矛先が向き美琴が上条の彼女であってインデックスの居候を快く思わないからでありバードウェイの愛人発言が美琴の神経を逆なでして今にも食ってかかりそうな勢いになってインデックスをかばうようにバードウェイが立ちはだかっており何でこんなことになったかというと上条当麻が御坂美琴という彼女がいながら年頃の美少女ことインデックスを家に置いているからであり、 結局、事の発端は「上条当麻」に帰結するのだ。 しかし、ここで上条が謝ったとしてもインデックスか御坂美琴の意見を聞くかで大きく事態が変わってしまう。しかし、上条はこの食事を楽しみたかった。だから何気なく呟いたのだ。 「お前ら、いいかげんにしろよ」 「っ!!!」 上条の言葉に三人の表情が凍り付いた。 あれ? と首をかしげる上条。 三人は渋々と席に着きながら、 「…そうね、ちょっとどうかしてたわ私」 「…フン、まあこれはお主の問題だ。客人の私が口を出すのはおこがましいな」 「…私はここにいたいもん」 皆、恐縮している。 一番恐縮しているのは上条当麻本人だ。 (あれー!?何で皆さんそんなにビビってんのー!?『うるさい!っていうかそもそもアンタが悪いんでしょうがあああ!』的展開を予想していたんですが!?) 「ごめんさない。インデックスがここにいる理由、前にも話し合ったもんね」 「気にしてないよ、美琴ちゃん。とうまの彼女なんだから、私のこと気にしないほうがどうかしてるもん」 「…中々、複雑な恋愛事情だな」 「……………………………………………………………この空気は一体何なんでせうか?」 「そ、そういえば、当麻。当麻は何で私の作った料理が分かったの?」 いきなりの話題転換。この暗い雰囲気を打破するために美琴があわてて上条に話題を振った。バードウェイもインデックスも苦笑している。 しかし、この期待を見事に裏切ってくれるのも他ならぬ上条当麻だ。 「んー…美琴の味がしたから、かな」 皆、絶句した。 硬直から五秒後。最初に口を開いたのはインデックスだ。 「とうま、それは一体どういう意味かな?」 「えっ!!!?い、いやそのっ!別に深いイミなんて無くってですね!?言葉のアヤというかなんというか!」 「そんなに挙動不審なのはどうしてなの!?ちゃんと説明してほしいかも!!」 怖い。向かい側の席でインデックスがとても怒ってらっしゃる。整った顔立ちをしているので余計に迫力があった。美琴は、というと上条の隣で耳まで赤くしてうつむいている。 バードウェイに目を見やると、これまた退屈そうに頬づえをついていた。 「禁書目録よ。言わずもながら分かるだろう?」 「!!!な、何を!?」 「…つまり、そういうことだ。なあ?御坂美琴嬢?」 「う、うん」 小さな声で、顔を真っ赤にした美琴はコクリと頷いた。 …短い人生だったな。 「とうまあああああ!いつ、どこで短髪に手を出したのおおおおおおっ!今日という今日はとうま殺す!カミコロス!私の腹の中で溶けちゃえええええええ!」 「では私がチョコ味にしてやろう」 「そんな魔術があんの!?っていうか皆で食事の続きをしましょうよ!結局こういうオチになるわけ!?やっぱ不幸ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!」 「ちょっとー!!私の当麻に何すんのよー!!!」
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【種別】 魔術理論・魔術 【元ネタ】 Wikipedia-類感呪術 【初出】 新約十七巻 原理自体は一巻から登場している。 【解説】 「形の似たもの同士はお互いに影響し合う」という発想に則った魔術。 自分の体の動きを相手の体の動きとリンクさせ、相手の有り様を自分に再現する手法。 魔術を『感染』と『類感』という大雑把に二つの分類に区切ったときの片割れで、言うなれば究極のごっこ遊び。 魔術業界では基本中の基本のような技術で、作中でもインデックスやステイル、五和など多く..というよりほぼ全ての魔術師が何らかの形で使用している。 アレイスターレベルの達人にもなると、 動きを完璧にリンクさせ、相手が使用している霊装を再現することすら出来るらしい。 また、逆に相手を自分にリンクさせ、自分の有り様を相手に再現させることも可能であり、 例として「丑の刻参り」や「呪いの人形」などが挙げられている。 どちらも人の形を模したモノ=人の体に影響を与えるという発想がベースになっている。 現実の世界でも広く浸透した考えであり、現代においても 「髪の毛を模した海藻類を食べることで髪が黒くなる」 「お日さまを模したてるてる坊主を吊るすことで本物の太陽を呼び、雨を晴らす」 「人間の脳と似た形の胡桃を摂取すると脳の病に効く」 等々、枚挙に暇がない。 作中でよく使われる偶像の理論は、この理論を言い換えたものである。 【関連】 →感染魔術 →金枝篇(きんしへん) →霊的蹴たぐり
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ここは『とある魔術の禁書目録』に登場する、上条当麻と一方通行に関するアレコレを集めた保管庫wikiです。 また、botのデータベースも兼用しています。 【上一bot(@kamiichi_bot)について】 ■概要 原作や各公式媒体、関係者さまの発言などから上条さんと一方通行に関するアレコレを集めたアーカイブbotです。(一部一方通行のみの地の文・モノローグ・百合子ネタも含みます。) 原作からは主に会話、お互いへの印象、地の文、第三者による印象・発言をまとめています。 ()内は出典元、視点が分かりづらい地の文やセリフにはキャラクター名も併記しています。 文字数の関係上、句読点を削除したり、『――』で省略している場合があります。 ツイートの追加は公式発売日後に行います。 2021/12/11現在、ツイート登録数:377種 ■ツイートについて 2時間おきにツイートします。(画像つきツイートは月、水、金の朝7時にランダム) DMをどなたからでも受け取れる設定にしてあります。追加希望のネタがございましたら、ソースとともにお送りいただけますと幸いです。(ソース不明の場合は追加できません) ■出典元一覧(()内はツイートにおける出典元表記) 【小説】 『とある魔術の禁書目録』(旧約+巻数) 『新約 とあるの禁書目録』(新約+巻数) 『新約 とある魔術の禁書目録22リバース』(新22R) 『創約 とあるの禁書目録』(創約+巻数) 『とあるの禁書目録 SS』(SS) 『とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情』(ASコラボ小説) 『とある魔術の電脳戦機』(VO) 『とある学園の禁書目録』 『とある魔術の禁書目録?とある三月の贈与交換 とある三月の二〇一巻』(卒業SS) 『こんな『とある魔術の禁書目録』の第一話は嫌だ!!orこんな最終話は嫌だ!!』(最終回SS) 『俺の"みこうと"がこんなに暴れ回るわけがない』(俺妹コラボ小説) 『禁書目録VSデュラララ!池袋編』 『上条当麻の異世界訪問』 『KADOKAWAラノベ横断企画 スペシャルSSでおうち時間を楽しもう!』(アポカリコラボSS) 【漫画】 GC版『とある魔術の禁書目録』 『とある科学の超電磁砲』 『とある科学の一方通行』 『とある日常のいんでっくすさん』 『4コマ公式アンソロジー とある科学の超電磁砲×とある魔術の禁書目録』 『とある偶像の一方通行さま』 【アニメ】 『とある魔術の禁書目録』(アニメ1期) 『とある魔術の禁書目録Ⅱ』(アニメ2期) 『とある魔術の禁書目録たん2』 『とある科学の超電磁砲S』 『とある科学の一方通行』 【ゲーム】 PSP『とある魔術の禁書目録』 『とある魔術の禁書目録 頂点決戦』 『とある魔術の電脳戦機』(VOG) 『とある魔術の禁書目録 幻想収束』 【その他】 『とある魔術の禁書目録ノ全テ』 『電撃文庫MAGAZINE』 『電撃の缶詰』 『電撃家』 『RESISTANCE黒子SHOW』(成田氏の日記) 『とある魔術の電脳戦機ノ全テ』(VO全テ) ■フォローについて フォローしていただければフォロバします。(明らかにスパムと思われるアカウントはブロックします) お別れの際はブロックでお願いします。